イシヤ チョコレートファクトリー
見学レポート



ここは、北海道銘菓「白い恋人」でおなじみの
石屋製菓の工場なんです。

地下鉄・宮の沢駅におりるとすぐ、チョコレートファクトリーの看板があります。
徒歩約7分とありますが、実際にはもうちょっとかかるかな?

自販機は、チョコレートファクトリーの敷地内に設置してあったものです。
なんと敷地の正面に、コンサドーレ札幌の練習グラウンドがあるんですよ。
練習グラウンドには、背中にサーバをしょった売り子さんたちが歩いていて
「白い恋人ドリンク」を販売していたりするのです。

チョコレートファクトリーの外観です。
子供の頃に絵本で見た”お菓子工場”のイメージでいっぱい。
しかも周辺には、チョコレートやクッキーの甘い香りが満ちているんですよね。

入口へ向かう前に、工場の車庫や倉庫をちょっぴりのぞいてきました。
おおっ、「白い恋人」が入ったダンボールが山積みになってる〜。
白い恋人のトラックも、たくさん駐車してありました。綺麗なデザインですよね。

入場すると、パンフレット(パスポート)と一緒に「白い恋人」が1個もらえます。

パスポートには、入場または有料施設の利用・買物1000円ごとに
スタンプを1個押してもらえるんですが、
10個集まると、オリジナルカバーをつけた上に証明写真を貼ってくれて、
「名誉会員」としてずっと入場無料になるそうです。そのうち目指してみたいなあ!

右の写真は、入ってすぐの吹き抜けにある「オーロラの泉」です。
天井や壁も綺麗で、ついつい足がとまってしまいます。

ここチョコレートファクトリーは、
工場見学とはいっても、ほとんどミュージアムと同じような感じなので
引率があるわけでもなく、好きな人と好きなペースで自由にまわることができます。

このあたりから、館内はとことんラングドシャー(白い恋人のクッキー部分)の香りに包まれ始めます。
私はお菓子を食べたり作ったりするのは好きですが、
実は焼き菓子を焼いている時の”熱気の混じった甘い匂い”が何故か苦手なので、
少々クラクラしながら歩いていました(笑)

順路には、左の写真のような豪華な椅子がいくつかおいてあり、実際に座ることもできるので
ちょっとリッチな気分に浸れます。
右の写真は、チョコレートカップの膨大なコレクションです。もっともっとありました。
マイセンなど有名なメーカーのものも多く、
食器コレクターの人にはたまらないんじゃないかなと思います。

世界のチョコレートのパッケージも、たくさん展示されていました。
いろんな時代のものがあり、なかなか興味深いコレクションになっています。
右の写真は、館内の階段。凝ってますよね。

左の写真はチョコレートではなく、壁のタイルなのです。
石屋製菓のマスコットキャラであるネコが刻まれていて、とっても可愛いんですよ。

右の写真は別に、DDRのフットパネルではありません(笑)

道案内の表示と、小さな”お願いボード”を見つけたので撮影してみました。
別に順路は決まっていないので、好きな順序でまわっていけるのが嬉しいんですよね。
いきなりチョコレートラウンジに行ってお茶してもいいし(笑)

体験工房では、すでに用意されているタネをつかって
クッキーを始めとした手作りお菓子にチャレンジすることができます。
ハート型の巨大な「白い恋人」を作るコースもあるんですよ。
これは次に行った時にでも、ぜひやってみようと思っています。

ということで、ここチョコレートファクトリーの目玉でもある
「白い恋人製造ライン」へ、さっそく行ってみましょう!

ピンク色のコスチュームを着た従業員の女性が、たくさん働いていました。
お掃除したり、検品したりと、いろんなお仕事をしています。
しかしこの、大量の「白い恋人」はすごいです。
工場なので当然といえば当然ですけど、目の前で見るとやっぱり感動しますよ。

手をつく部分が、オーブン室の熱でちょっぴり熱いんですよね。
火傷するほどじゃないですけど。

この「白い恋人生産ライン」は、建物の1階にあって
私たち見学者は2階のガラス越しに見おろす形で見学します。
カメラのフラッシュをばしばし使って撮影してる見学者さんがいましたが、
たぶんガラスに反射して、真っ白になっちゃったんじゃないかと(笑)
フラッシュは使わず、ちょっと斜めの角度から撮影するといいんじゃないかと思います。

コスチュームの背中部分に「dream」の文字が…。

これは何をしている工程なのでしょうね。
「白い恋人」が、きちんと並んでお行儀良く進んでゆきます。

きっとここでは、ひとつひとつを目で見て
不良部分のあるものをはじいているのではないかなと思います。
ひとつ食べたくなっちゃいません?
入口で「白い恋人」が1個もらえますけど、あれだけじゃ物足りないですよ〜(笑)

この女性たちは、一日に何万個の「白い恋人」を検品しているのでしょうね。

左の写真で、ガラスの中に見える「白い恋人」ですが
ひとつだけ抜けているのが実に工場らしい気がします(笑)
不良品を取り除いたあとなのでしょうか。

右の写真は、自動的にパッケージしてくれる機械ですね。
包装セロファンが、ロール状になってセットされています。

ひとつずつパッケージされた「白い恋人」が、ぞくぞくと出てきました。
晴れてデビュー!といった感じで、出てきたお菓子たちが
なんだか嬉しそうに見えるのは私だけでしょうか(笑)
これから箱につめられて、お店に出荷されていくのでしょうね。

左の写真は、ショップで販売されている「シュガークラフト」です。
砂糖だけで作られたお菓子なのですが、色とりどりでとっても綺麗なんですよね。
ガラスのドームに入れられていて、ずっと飾っておくことができます。
これを体験工房で作ることもできますよ。

右の写真は、一口サイズのチョコレート。
いろんな味や形のものがあったんですが、マスコットキャラのネコが描かれたものだけ
ピックアップして撮影してみました。可愛いですよねぇ。

「白い恋人」以外にも、チョコレートやミルクを使った美味しいお菓子が
たくさん販売されています。眺めるだけでも楽しい!

ショップからは、職人さんがお菓子を作っているところを見ることもできます。
おそらく、体験工房もここでやるのではないでしょうか?
右の写真は、ちょっと文字が光ってしまってよく見えないのですが
「白い恋人」のワインです。どんな味なのでしょうね。

というわけで、とても楽しい場所でした。
札幌へ遊びに行く機会がありましたら、ぜひぜひ立ち寄ってみて下さいませ。

since 2004/02/26