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コミスブロートに挑戦


コミスブロートというのは、ドイツレーションでおなじみのパンらしいのです。

ドイツパンの特徴は、固くて噛みごたえがあり、どっしり重くて食べごたえがあり、
噛めば噛むほど味わいが出る…といったところでしょうか。
私たちがふだん食べている、白いふわふわの食パンとは
正反対のベクトルを向いているパン、と言ってもいいのかもしれません。

ドイツパンの店 オリヂンカワモト さんでは
数多くのドイツパンを通信販売していらっしゃいます。
今回はオリヂンカワモトさんから「コミスブロート」を購入してみました。
本物のレーションではないけれど、気分だけは味わえるはず!

どっしり重いパンを、パン切り包丁で薄くスライスしてみました。
小麦よりライ麦の割合が圧倒的に多いせいなのか、
包丁を動かすと、日本の食パンの場合は粉っぽいパンくずがぼろぼろと出てきますが
ドイツパンの場合、切りくずが糸状につながっちゃうのですね。

まずはこのままで食べてみることにします。
匂いをかいでみると…噂どおり酸っぱい香りがするなあ。
そしてひとくちかじってみると…当然ながら味も酸っぱい!!(笑)

レモンや酢のような酸味じゃないんですよ。
なんて表現すればいいのかな、酸味のある粉で焼いたパン?
パン=ふわふわでほんのり甘い、というイメージが数十年に渡って
自分の脳を支配しているわけなので、
固くて酸っぱいパンというものは、どうも本能的に違和感ありまくりなのです。
なんというかこう、喉が拒否してしまうんですな。飲み込むときがきつい!

オリヂンカワモトさんのサイトで見てみると、そもそもコミスブロート自体
ドイツパン中〜上級者向けの商品らしいのですね。
生まれて初めて食べるドイツパンとしては向いていないのでしょう、きっと。

うーん、そういうわけで邪道ではありますが、
酸味をあまり感じずに美味しく食べられるよう、アレンジしてみます。

写真左:アヲハタのグレープフルーツジャムのせ

見た目も地味ですが、味も単純というか
酸っぱいパンと甘苦いジャムの部分にくっきりわかれてしまい、
砂糖と塩を一緒に食べてるような感じでした。ジャムは合わないなあ。

写真右:野菜とプロセスチーズのせ

たんぱく質を加えてみることにします。
チーズの酸味がパンの酸味を打ち消してくれて、これは結構いい感じ。
スライスチーズの方が、見た目はいいですね。

写真左:野菜と鳥はむのせ

家で作っておいた「鳥はむ」を野菜の上にのせ、マヨネーズをかけてみました。
なんだかカナッペみたいですが、これがいちばん食べやすかったかな。
マヨネーズの酸味とコミスブロートの酸味。なぜかうまく調和するんですよね。
いや、正確には「酸味をごまかしている」んですが。

写真右:野菜と薄切りハムのせ

薄いハムもなかなかいけます。塩味が強いハムの方がいいかな。
ハムを油で軽く焼いてみても美味しいかもしれませんね。


なんだか…あんまり「戦闘糧食サイト」らしくないページになっちゃいました。
まあ、たまにはこんなのもいいかな。
 

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