赤福(あかふく) vs 御福(おふく) |
|
|
|
|
箱をくるんでいるのは、どちらも伊勢をデザインしたピンク色の包装紙なのです。これは確かに、急いでいる時なんかは間違えてしまいそうですよね。御福は「御福餅」と印刷されていますが、確か少し前までは「御福」という印刷で、上の写真よりもさらに、そっくり度が高かったらしいです。人によって好みがわかれると思いますので、赤福がお好きな方はおかめの描かれていないもの、御福がお好きな方はおかめの描かれているものをゲットしましょう(笑)。 この手のあんころ餅は、伊勢まいりの旅人たちの間で食事がわりとして愛されていたそうなのですが、ネットで調べる限りオリジナルは赤福みたいですね。戦後はなんと、類似品が14種類も出回っていたとのこと。二大対決、なんて生易しいものではなかったようです。 「赤福」という名前は、悪い心を五十鈴川の水に流して、人の福を自分の福の事のように喜んであげるという「赤心慶福」という言葉から付けられたそうなのです。 いっぽう「御福餅」という名前は、天細女命(てんのうずめのみこと)が大神の御心をなぐさめられた神話の、あまねく福を招き入れる心から付けられたそうですよ。 |
|
|
|
|
赤福の形は五十鈴川の流れる姿を表していて、御福餅の形は二見浦の清き渚に打ち寄せる波を表しているそうです。なるほど、微妙に違うのですね…。 餡は赤福の方がコクがあるような気がします。質の高いあずきの味、甘いもの好きにはたまらない味ですよ〜! 御福餅は赤福よりあっさりした甘さなので、甘いのがあまり得意ではないという方はこちらの方がいいかもしれませんね。 赤福は「赤福氷」や「赤福ぜんざい」などのスペシャルメニューが販売されているんですが、御福餅にもありましたよ。夏限定で、御福餅の餡を使用したアイスキャンデー「御福マック(Merchant Adzuki beans Candy)」が販売されているそうなのです。昭和24年からの人気商品だということなのですが、ネーミングがなんだか「○ルビマック」のようで素敵です(笑)。でも、美味しそう! |