徹底比較研究!

赤福(あかふく) vs 御福(おふく)

この二つの存在は、もう10年くらい前から本で読んだりして知っていました。
伊勢に出かけたときに見かけて、電車の時間を気にしながら嬉々として購入すると
パッケージはそっくりだけど、味はゼンゼン違う別物だった…なんて。
なので、いちどは食べ比べてみたいと思っていたんです。

私は東京に住んでいて、購入できる機会はなかなかないのですが
(賞味期限が一日しかないので、通信販売もやっていないんですよね)
どちらもとても有名で、根強いファンは多いんです。

確かにそっくり! それぞれのパッケージです

箱をくるんでいるのは、どちらも伊勢をデザインしたピンク色の包装紙なのです。これは確かに、急いでいる時なんかは間違えてしまいそうですよね。御福は「御福餅」と印刷されていますが、確か少し前までは「御福」という印刷で、上の写真よりもさらに、そっくり度が高かったらしいです。人によって好みがわかれると思いますので、赤福がお好きな方はおかめの描かれていないもの、御福がお好きな方はおかめの描かれているものをゲットしましょう(笑)。
この手のあんころ餅は、伊勢まいりの旅人たちの間で食事がわりとして愛されていたそうなのですが、ネットで調べる限りオリジナルは赤福みたいですね。戦後はなんと、類似品が14種類も出回っていたとのこと。二大対決、なんて生易しいものではなかったようです。
「赤福」という名前は、悪い心を五十鈴川の水に流して、人の福を自分の福の事のように喜んであげるという「赤心慶福」という言葉から付けられたそうなのです。
いっぽう「御福餅」という名前は、天細女命(てんのうずめのみこと)が大神の御心をなぐさめられた神話の、あまねく福を招き入れる心から付けられたそうですよ。

中のお餅は、どんな感じ?

赤福

御福餅
赤福の形は五十鈴川の流れる姿を表していて、御福餅の形は二見浦の清き渚に打ち寄せる波を表しているそうです。なるほど、微妙に違うのですね…。
餡は赤福の方がコクがあるような気がします。質の高いあずきの味、甘いもの好きにはたまらない味ですよ〜! 御福餅は赤福よりあっさりした甘さなので、甘いのがあまり得意ではないという方はこちらの方がいいかもしれませんね。

赤福は「赤福氷」「赤福ぜんざい」などのスペシャルメニューが販売されているんですが、御福餅にもありましたよ。夏限定で、御福餅の餡を使用したアイスキャンデー「御福マック(Merchant Adzuki beans Candy)」が販売されているそうなのです。昭和24年からの人気商品だということなのですが、ネーミングがなんだか「○ルビマック」のようで素敵です(笑)。でも、美味しそう!

「徹底比較研究!」のわりには、ちょっと写真が少なかったですね。
また購入できるチャンスがあったら、もうちょっと別の写真も撮ってみようと思っています。
皆様もぜひ、食べ比べしてみて下さいませ。
(たしか伊丹空港のおみやげ屋さんでは、どちらも販売されていた気がしますよ)

写真が少ないぶん、公式サイトで勉強してきた情報で比較してみました。
興味のある方は、ぜひそれぞれのサイトを訪れてみて下さいね。

赤福公式サイト

御福餅公式サイト


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