『風が語りかけます。うまい、うますぎる！ 十万石饅頭。…埼玉銘菓、十万石饅頭』
10年以上前に私は、埼玉テレビを見ていてこのお菓子のCMを見てしまい、あまりのインパクトに衝撃を受けたことを今でも強烈に覚えています。現物は食べたことがなくてもCMだけは知ってるという方、特にネットの中にはとても大勢いらっしゃるかと思います。埼玉ならどこでも買えるというわけでもないので、なかなか手に入りづらいんですよ。つい先日、ようやく10年ごしの夢が叶いました。
箱のイラストはCMでも使われているものですが、棟方志功さんという有名な木版画の先生が描かれたそうです。山積みになっている十万石饅頭と、満面の笑みで饅頭を頬張っているお姫様の表情が、いやが上にも期待をふくらませてくれますね〜。
でも、味はいたって普通でした(笑)。餡を包んでいる生地はちょっと独特な食感で、お米で作ったパンというような感じでした。このお菓子のこだわりは、使うぶんだけ新潟から送られてくる、ひきたてのコシヒカリ。そして奈良県でとれた、最高級の大和芋なのだそうです。ちなみに十万石というのは、販売元である十万石ふくさやさんの所在地、埼玉県行田市にあった難攻不落の城「忍城（おしじょう）」の石高から来ているそうですよ。ここの城下で作られる忍米（おしまい）は、とても美味しかったそうです。

※ネットでお世話になっている「Qたる〜」さんより頂きました。ありがとうございました！