こんぴら名物のお饅頭です。お灸の形をしたお饅頭に、たっぷりの白餡がつまっています。
もともとこの会社は旅宿で、旅の疲れを癒す「こんぴら灸」という脚灸がよく効くと大評判でした。ある時、江戸から小金井小次郎という親分が泊まり、このこんぴら灸を希望して体験したところ「こいつは甘いお灸だ」と大喜び。この発言がきっかけで「よく効く甘いお灸」ということで名物になり、旅宿も大繁盛。…そして年月は流れ、もうお灸という時代でもないだろうということで、「旅の疲れを癒す甘い灸まん」というものが出来上がったそうなのです。こういう話、なんだか感動しちゃいますね。
右下の写真は個別包装されているものの底部なのですが、開け口が矢印と色でわかりやすく示されています。こんな気配りが見られるお菓子、貴重ですよね。ユーザーフレンドリー度全開です。
私は肩こりがひどいのでよくマッサージへ行くのですが、施術後にこのお菓子をふるまわれたりしたら、そのセンスに惚れこみそうです。お灸は熱いから嫌だけど、灸まんは甘いから好きです。

※ネットでお世話になっている「オスカー」さんより送って頂きました。ありがとうございました！