「みかも」というのは、栃木の地名です。三加茂と書くんですけどね。
丸いスポンジケーキの中にカスタードが入っている、萩の月タイプのお菓子です。カスタードクリームというよりはカスタード餡といった感じでした。ふわふわしたスポンジ部分といい、カスタードのざらざら感といい、全体的な水分含有量といい、萩の月をかなり忠実に再現している気がします。
というか、私も周囲の知人もこの手のお菓子を「萩の月にどれだけ似ているか」で評価しているところがあるんですけど、こういうスポンジケーキ&カスタードの組み合わせで、かつ○○の月というネーミングになっているお菓子って、本当に萩の月がいちばん最初に考案されたものなんでしょうか?
確かに知名度としてはバツグンに高いので、そういう評価をしてしまうんですけどね。でも順番的にそういうわけではないとしたら、菓匠三全さん以外の各メーカーにものすごく失礼なことを言っているような気もしたり。どなたかご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えて下さいませ。
パッケージの袋は、たっぷりと余裕がある大きなサイズなので「ボリュームたっぷりのお菓子をもらった」という贅沢な気分になれそうです。パッケージの豪華さは、意外と重要なポイントかも。昔のお姫様みたいな女性が「ここは……関東平野」と悦に浸っています。関東に対してかなりの思い入れがあるのでしょう。政略結婚で遠くの城に嫁がされたものの耐えられず逃げ出してきて、生まれ故郷である栃木に戻り、見慣れた三加茂の月をひとり眺めて、しみじみと幸せを噛み締めているのかもしれません(笑)。冗談はともかく、幻想的でなかなか綺麗なパッケージだと思います。
※ネットでお世話になっている「乱騎龍」さんより頂きました。ありがとうございました! |