新潟県
 笹飴

知る人ぞ知る? 夏目漱石の小説「坊っちゃん」に出てくるお菓子。とは言っても、エピソードはかなり変です。東京に住んでいる主人公が松山で教師になることに決まるのですが、かわいがってくれた清(きよ)というおばあちゃんに「おみやげは何がいいか」と聞くと、「越後の笹飴がいい」と答えるんですよね。清おばあちゃん、越後と松山では方向が全然違いますって(笑)。
原料は晒水飴のみです。折りたたんだ笹の葉の中に、水飴が包まれています。そうドロドロしているわけではなく、かといって固まっているわけでもなく…粘りがあるので噛み切ることもできないし、ひとくちで頬張るのはとても無理だしで、笹の葉で飴の部分をはさんでしゃぶることになります。ちょっと食べ方が難しいけど、夏目漱石ファンには嬉しいお菓子だと思います。清おばあちゃんのことを心に浮かべながら頂きましょう。なんだかマニアックですけどね…。

※職場でお世話になっているBさんより頂きました。ありがとうございました!

甘さ

★★★

対象
個人、家庭向け(元ネタを知ってる人がベスト)

やわらかさ

★☆☆

販売元
笹味屋