ワンダーエッグのここが好き!

■理由その1:世界観がしっくり来る■

遊びの女神エルズが、遊びを忘れたラペロ村に降り立ち、
従神のピラリスたちと一緒に、村のあちこちに
「遊びのたまご」を生み出してゆきました。
たまごから生まれた遊びは、村じゅうに広まって、
人々に笑顔が戻りましたとさ。

というのが、簡単なバックストーリーなのですが、
これが個人的にとてもツボにはまって、
完全に魅せられてしまいました。

また、園内の風景や流れている音楽も、
牧歌的な雰囲気で、とてもいい感じなのです。

そもそも、私がワンダーエッグを知ったのは
とあるパソコン誌に、ほんの小さなスペースで紹介されていた
1枚のイメージイラストだけだったんですけど、
それを見ただけで、なんだかビビン!と来るものを感じ、
「このパークのこと、絶対大好きになる気がする」
なんてことを強く思いました。
その予感は、やっぱり間違ってはいませんでした。
実際に行ってみて確信しましたから(笑)

たまご帝国側は、うって変わって無機質的なイメージで、
それはそれでカッコいいし好きだったんですけど、
私としてはやっぱり、ワンダーエッグ側が落ちつきました。

■理由その2:アトラクションが楽しい■

なんといっても、
アトラクションの完成度がとても高かったのです。
特に花博の目玉でもあった
「ドルアーガの塔」「ギャラクシアン3」は大人気でした。
その完成された演出を楽しむだけでも、
遊びに行く価値は充分にあったように思います。

また、ただ単に乗ったり見たりして終わり、
というのではなく
全員参加型で、しかも成績が現われるアトラクションが多かったので、
何度も練習して腕をあげていく、という
ゲーム的楽しみがあり、やっていて飽きませんでした。

難易度がまた絶妙で、簡単すぎず難しすぎず。
その気になって練習すれば、たいていどんどん上達します。
これが楽しくて何度もリピートしていました。

まあ、開園して何年も経った後では、
初めて来た人と慣れた人の腕の差があまりにも広がりすぎ、
「結果が最初から見えている勝負」になることが多く、
これが一時期、ジレンマになったりもしてたんですけどね(笑)


■理由その3:ピラリスがとても可愛い■

マスコットキャラである4匹の「ピラリス」というキャラクタが、
もう可愛くって可愛くって!
特に開園当初は、グッズもたくさん販売されていて、
私はいつも、貼りつくように眺めてました。

カーニバルアーケードでは、小さなピラリスのぬいぐるみも
景品として置かれていたんですよ。
これがまた、ちんまりとして可愛くて。
とても気に入ってしまい、猛烈に欲しかったです。
寝ても冷めても「うあ、あのぬいぐるみ欲しいよぉぉ」
初めてもらえた時は、とても嬉しかったことを覚えています。
4種類そろえたけど、それでも飽きたらず、
なんだかんだで山ほど集めてしまいましたけどね(笑)

■理由その4:アトラクターが気さくで楽しい■

「アトラクターのアドリブ集」でもおわかりいただける通り、
型にとらわれず、臨機応変に楽しい反応を返してくれる
アトラクターが、とてもたくさんいました。
きっと、アトラクター自身も楽しんで働いていたんでしょうね。

マニュアルにがちがちに沿った、
完全に作られた社交辞令的な応対だと、
たしかに間違いはないし、相応の接客レベルとみなされますが、
なんだかそれだと、乗り越えられない壁みたいなものを感じるというか、
慇懃無礼と紙一重というか。
世間一般的にはどうだかわかりませんが、
私個人としては、そういうのは冷たい印象で苦手でした。

でも、アトラクターは違うんですよ。
「礼儀正しさ」と「気さくさ」を併せ持っていました。
上から手を差し伸べるというのではなく、
ドリーマーの高さまで降りてきて、一緒に遊ぼうと誘ってくれる。
うまく説明できないんですが、そんな印象を受けました。
それがとてもフレンドリーな感じで大好きでした。


でも、こうやって項目別に書いてはみましたが、
ワンダーエッグのすべてが好きでした…。

物事の考え方や、人との接し方についても
教えられることが、とても多くって。
もうワンダーエッグには2度と行けなくなってしまった今、
あの「楽しく仕事することで相手のことも楽しませる」
という気質を、なんらかの形で勝手に引き継いで(笑)
後世に伝えていけたらなあ、と思っています。
ちょっと大袈裟ですけどね。

そういえば、ワンダーエッグに行き始めた頃、
ちょうど郵便配達の長期バイトしてたんですけど、
ちょっとでもアトラクターのエネルギーを思い出すため、
胸章にこっそり、ピラリスのバッジ付けてましたっけ。
「アトラクターのように、常に笑顔で元気な応対をしよう」
と自分に課したことを、忘れないでいるために。

ピラリスが描かれた、可愛い小さなバッジは
当時の私にとって、心の支えとなる大切なアイテムでした。

 

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