ANA機体メンテナンスセンター
見学レポート
(2004/11/01)
昨年行ってとても楽しかったので、今年も申し込んでしまいました。
(昨年の様子はこちらをご覧くださいね)
前回は羽田空港からタクシーで行ったんですけど、今回はモノレール+徒歩で。
東京モノレールの新整備場駅で降りて、15分ほど歩きます。
はじめて降りる駅でしたが、フェンスの間近を飛行機がタキシングしていたり
ANAやJALの敷地内にある、航空関連の車や看板なんかを山ほど見られたりと
なかなか刺激的な場所で、写真を撮りまくってしまいました。
あまりにたくさん撮影したので、ここではあえて一枚も載せないでおきます(笑)
予約確定メールのプリントアウトを警備員さんに見せて名前を書き、
身分証明となるネックストラップをもらって館内へ。
始まるまでの間、1階フロアをぶらぶらして過ごしました。
前回来たときより、説明ポスターも親切になっていました。
階段のポスターは要するに社員さん向けで
「のぼり2階、くだり3階まではエレベーターではなく階段を使おう」という内容。
旦那がこれを見て、自分の会社だとエレベーターに一度も乗れなくなる!と言ってました。
3階建ての会社なんだそうで…なるほど(笑)
「見学者 お話会場」とありますが、要するにここが飛行機に対する講義を行う場所です。
入り口を出てすぐの壁には、今までここに見学に来た人たちの
感謝の手紙がたくさん貼られていて、つい読みふけってしまいました。
私も出すかな、お礼の手紙かメール。そういえば出したことなかったです。
講義をしてくれる社員さんは何人かいるみたいなんですけど、
今回はなかなか渋いお方でした。でも話はとっても面白かったなあ。
実は今回、小学生の1クラスと一緒に見学したんですよ。
他にも大人のグループ参加者が10名ほどいましたが、小学生パワーはすごい!
講義の途中で口をはさんじゃう子とか、答えがわからないのに挙手しちゃう子とか
「あー、確かに小学校の頃はこんな雰囲気だった」と、懐かしい思いで彼らを眺めてました。
大人になるとやらなくなりますよね、そういうことって。
失敗を恐れず積極的に答える姿勢は、子供ならではの良さかもしれません。
講義のあとはメンテナンスセンターの現場へ。
主翼の上を整備員さんが歩いてますよ…い、いいなあっ!!
壁に7とか11とか、スポット番号がついているのが見えます?
これ、ANAの青いカラーリングで番号札が作られているんですよね。
遠いからなかなかうまく撮影できないんですが、個人的にかなりお気に入り。
なにしろあのカラーリングが大好きだと思った日以来、
一度もANA機以外には乗ってなかったりしますから。それくらい好きなのです。
バイクのキーにつけているのも、ANAの垂直尾翼キーホルダーだし(笑)
なんだろう…こういう、油くさい工具類に惹かれるのは…。
どうしてだかわからないけど、こういうお仕事道具を見るのって大好きです。
飛行機のタイヤに群がる小学生たち。対比を感じるのに絶好です。
本当に大きいんですよね、このタイヤ!
走っているうちにすり減り、溝の部分も消えてしまうので
そしたらタイヤの会社に頼んで溝を彫りなおしてもらうんだそうですよ。
そしてまた飛行機に取り付け、すり減ったらまた溝を掘ってもらい、
これを何度か繰り返して初めてタイヤを廃棄するんだそうです。
そうそう、右の写真で飛行機の鼻の部分に見える黄色い部分は
気象レーダーだそうです。ここが開いてるのは滅多に見られないとか。
飛行機の開腹シーン。ダイナミックで目を奪われます。
取り外されたジェットエンジンの枠も、ついつい持ち帰りたくなりますね(笑)
さてさて、恒例の? メンテナンスセンターポスターコレクション。
正直言って、こればかり探して撮影するのはかなり恥ずかしいんですが
見つけたときの喜びは大きかったりするのです。
飛行機はそりゃ目立つけど、ポスターはその気にならないと見つからないのですよ。
「だって、めんどうくちゃいもん」 うーん、ナイス台詞です。
これって実話をもとに再現したポスターだったら面白いんですけどね。
TORQUEって、何かの頭文字をとったものかと思ってましたが
トルク=力、のことなんですね。なるほどなあ。
整備用の軍手が年間で1000万円もかかっているというのも驚きです。
手が汚れる作業、いっぱいありそうですもんね。
鼻歌を歌いながら操作して、飛行機をぶっこわしてます(笑)
整備員のおじさんの絵、なんだかどれも妙に味があって楽しいんですよね。
こういうのを見るの、ホントに大好きです。
自分の職場のポスターですら、面白いのを見つけると撮影してコレクションしてますし。
大量のウエスや軍手が入ったカゴ。すごいですね〜。
右の写真はちょっと照明で光ってしまいましたが、出口の上部にあったモニターです。
HYDとかPNEUとかって何なのでしょうね。
昼間にみんなで見てるから、何だかよくわからないにも萌え対象になってますが
夜中に一人でこのモニターを見たら、たぶん怖いと思います。
さて、次は今回のメインイベント! これが目的で申し込んだと言っても過言ではない!
社員食堂でおひるごはんタイムです。いやー、楽しみ。
フリューゲルラウンジという食堂があり、夜はパブになるみたいです。
レジの近くには、社員さんのキープボトルがたくさん並んでいました。
あと、さすがANAだけあるというか、Edyで支払いができるようになっているんですよね。
チャージ機やカード販売機も入り口にあり、浸透してるんだなあと思います。
チャージを利用する社員さんを、本当にたくさん見かけました。
中はこんな感じです。なかなか綺麗で落ち着いてるでしょう?
メニューも手頃なものが多く、社員さんが注文したものを見たら美味しそうでした。
見学者は、事前に頼んでおいたお弁当しか選べないんですけどね。
(予約確定後、直接ANAケータリングサービスに電話で予約)
機内食というものを食べたことがないので、
ケータリングサービスのお弁当というだけで大満足できてしまうのですよ、私は(笑)
窓からは、離陸する飛行機を見ることができるのです。
こんな食堂でごはんを食べられるなんて、本気でうらやましいぞ〜ANA社員さん!
CLUB ANAの地酒もここで注文して飲めるみたいですね。いいなあ。
そんなわけで、これが見学者用のお弁当です。
気分が高揚しているせいもあり、すっごく美味しかったですよ〜!!
味噌汁がセットでついてきます。
ドリンクは100円で、ウーロン茶と100%オレンジジュースのどちらかを選べます。
このお弁当は850円なのですが、1000円くらいのと1200円くらいのものもあるそうで。
次回はそっちを頼んでみようと思います。
電話かけたらおじさんが「3種類ありますけど850円ので充分だと思いますよ」
なんて言ってたのですが、どう違うのか説明してくれーい。
商売っ気がないというか、なんというか(笑)
伝票には「見学弁当」と書かれます。うーむ、わかりやすい。
たぶんこれ、大勢の見学者が来たときの混乱を防ぐために
完全事前予約制で、メニューも限定されているんでしょうね。
すいてる時は社員さんと同じものが食べられたら嬉しいのになあ、なんて思いますが
あの場所でごはんを食べられただけでも、じゅうぶん幸せに浸れました。
見学の参加記念にクリアファイルとパンフレットを頂き、
1階のショップで、紙製の組み立て飛行機を購入してきました。
補助翼やラダー(昇降舵)の角度を変えると飛び方も変わるので、
飛行機が飛ぶ仕組みを理解するには絶好のアイテムだったりするのです。
(最初に受ける講義でも、この商品を実際に使って説明してくれるんですよ)
ぷはー、今回もすっかり満足してしまいました。
ANAの皆様、どうもありがとうございました!
また来年にでも遊びに行きたいと思ってますので、よろしくお願いします!
メンテナンスセンター見学に興味のある方は、
こちらからオンライン予約ができますので、ぜひトライしてみてくださいね。
よかったらこちらもどうぞ! 飛行機気分を味わえる食べ物を紹介してます。
「航空機関連食」
<ANA関係者の方へ>
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